GX 2
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:取扱説明書に注意してください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
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Hilti Li-Ion バッテリー |
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Hilti 充電器 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
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図中の付番は、重要な作業手順あるいは作業手順にとって重要なパーツであることを示しています。本文中ではこれらの作業手順またはパーツは、(3) のように当該の番号でハイライト表示されています。 |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されています:一般的な義務表示 |
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アイシールドを着用してください |
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耳栓を着用してください |
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保護ヘルメットを着用してください |
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リサイクル規制部品です |
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本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある無線データ転送をサポートしています。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載に注意してください。 |
名称および字句の強調
名称および字句は以下のように識別されます:‚ ‛ |
鋲打機に表示されている操作エレメントの名称。 |
« » |
鋲打機での表示 |
製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、本体の使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データガス式鋲打機 GX 2 製品世代: 01 製造番号:
適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, JA
安全
安全上の注意
これらの安全上の注意は、マガジンの有無にかかわらず鋲打機に適用されるものです。作業者の安全に関する一般的な注意
- 油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には本体を使用しないでください。本体使用中の一瞬の不注意が重傷事故の原因となることがあります。
- 作業保護具および保護メガネを常に着用してください。負傷の危険を低減するために、本製品の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 本体がまだ冷めていないうちに作業を行う必要がある場合は、必ず保護手袋を着用してください。
- 適切な耳栓を着用してください(製品仕様の「騒音について」を参照)。ガスと空気の混合気体に点火することにより、ファスナー打鋲機構が作動します。その際に発生する騒音で聴力の低下を招く場合もあります。現場で直近に居合わせる人も適切な耳栓を着用してください。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。これにより、万一本製品が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 鋲打機、アクセサリー、先端工具などは、それらの指示に従って使用してください。その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。指定された用途以外に本体を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- 作業中は、作業関係者以外、特に子供が近づかないようにしてください。
- 打鋲機を身体に押し付けると、意図しない打鋲により重傷を負う可能性があります。打鋲機の先端部は決して手や身体の他の部分に押し付けないでください。
- ファスナー打鋲する際はトリガーから指を離し、ファスナーガイドは強く押さないでください。用途に応じたファスナー(ワッシャー、クリップ、クランプなど)をファスナーガイドに装填する際には、意図しない打鋲により重傷を負う可能性があります。
- 打鋲機の先端部を、決して自分や周囲の人に向けないでください。
- 打鋲機を使用する際、腕は軽く曲げた状態にしてください(決して腕をピンと伸ばして突っ張らないこと)。
- 打鋲の際は常に鋲打機をグリップでしっかりと保持し、母材に対して垂直にしてください。それによりファスナーが母材からそれて打鋲されるのを防止できます。
- ネイルプッシャーを引き戻す際には、ネイルプッシャーがロックされていることを必ず確認してください。
- ファスナーを打鋲する前に、打鋲動作の際に作業領域の前方、後方、または下方に人や物に対する危険が生じることがないかどうか確認してください。ファスナーが打鋲される作業面の後方に人がいたり、あるいは身体の一部があってはなりません。
- ファスナーは、溶接された鋼材あるいは鋳鋼などの極めて硬い母材へ打鋲しないでください 。これらの母材への打鋲は、正常でない打鋲およびファスナーの破断の原因となることがあります。
- ファスナーは、木材あるいは支持材による支えのない石膏などのきわめて柔らかい母材へ打鋲しないでください 。これらの母材への打鋲は、正常でない打鋲およびファスナーの母材貫通の原因となることがあります。
- ファスナーは、ガラスあるいはタイルなどの割れやすい母材へ打鋲しないでください 。これらの母材への打鋲は、正常でない打鋲および母材破砕の原因となることがあります。
- 打鋲を行う前に、母材の背面で人が負傷する危険のないこと、また物財損傷の危険がないことを確認してください。
- 必ず鋲打機を母材に完全に垂直に押し付けてからトリガーを操作してください。
- 高い打鋲数で長時間使用した場合、グリップ部分以外の表面が高温になることがあります。火傷を防止するために保護手袋を着用してください。
- 鋲打機が過度に熱くなった場合には、ガス缶を取り外して鋲打機を冷ましてください。最大打鋲数を超えないようにしてください。
- 打鋲動作中には、母材、ファスナーまたはマガジンストリップなどから母材材料が飛散することがあります。破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。アイシールド、耳栓および保護ヘルメットを着用してください。 負傷の危険を低減するために、打鋲機の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。現場で直近に居合わせる人もアイシールドと保護ヘルメットを着用してください。
- 決して同じ位置に 2 個目のファスナーを打鋲しないでください。このような打鋲は、ファスナーの破断や噛み込みの原因となることがあります。
- マガジンの交換、清掃および保守作業を行う前に、必ずガス缶(指示)、バッテリー(指示)、およびマガジンの内容物を取り出してください。鋲打機を監視のない状態で放置、搬送あるいは保管する場合は、ガス缶、バッテリー、マガジンの内容物を取り出してください。
- 熱の影響による破裂の危険! 鋲打機、アクセサリー、および資材は、裸火、ヒーター、はんだおよび溶接機などの熱源からの過度の熱にさらされないように保護してください。
- 打鋲機とアクセサリーに損傷がなく、作業に影響を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できることを確認してください。可動部分が問題なく動作し、動きに硬さがないか、あるいは部品に損傷がないか点検してください。すべての部品が正しく取り付けられて、打鋲機が支障なく作動するための条件が整っているか確認してください。安全装置や部品に不具合があり、取扱説明書に解決方法が明記されていない場合は、弊社営業担当または Hilti サービスセンターに適切な修理/交換を依頼してください。
- 打鋲機の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正修理部品を使用してください。これにより打鋲機の安全性が確実に維持されます。
- 打鋲機の加工や改造は許されません。
- 火災や爆発の恐れがあるような状況では、打鋲機を使用しないでください。
- 周囲状況を考慮してください。打鋲機を雨、雪にさらさないでください。また打鋲機が湿った状態あるいは濡れた状態で使用しないでください。
- 打鋲機を使用する場合は必ず作業場の通気を良くしてください。
- ファスナーガイドとファスナーは正しく組み合わせて使用してください。組み合わせが正しくないと、打鋲機の損傷あるいはファスニング品質の低下の原因となります。
- 無理のある使用を避けてください。作業用途に適した装置を使用してください。適切な装置を使用することで、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- 常にファスニングガイドラインを守ってください。
- 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査してください。
- 隠れている電線に接触する可能性のある作業を実施する場合は、打鋲機を絶縁されたグリップで保持するようにしてください。通電状態の配線と接触すると、打鋲機の金属部分にも電圧がかかり、作業者に感電の危険が生じます。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 意図しない始動を防止してください。 電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、事故の原因となる恐れがあります。
- バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。 爆発の恐れがあります。
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80℃ 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。 これを守らないと、火事、爆発、腐食の危険があります。
- 湿気が入らないようにしてください。 湿気が浸入すると短絡を引き起こしたり、火傷や火災が発生する可能性があります。
- 必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用してください。 その他のバッテリーを使用したり、他の目的でバッテリーを使用すると、火災や爆発の危険があります。
- Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
- 保管および搬送の前にバッテリーを本体から取り出してください。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- 損傷したバッテリー(例えば亀裂や破損箇所があったり、電気接点が曲がっていたり、押し戻されていたり、引き抜かれているバッテリー)は、充電することも、そのまま使用を続けることもできません。
- バッテリーがつかむことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを火気のない場所で冷ましてください。バッテリーの近辺に可燃性の物質がないことを確認してください。ヒルティサービスセンターにご連絡ください。
- 正しく使用しないと、バッテリーからの液漏れが発生することがあります。その場合、漏れた液には触れないでください。もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
- ガス缶と同送されている情報に記載されている安全上の注意を遵守してください。
- ガスは容易に引火します。ガス缶は裸火やその他の着火源から遠ざけてください。
- 漏れ出たガスは、肺、皮膚および眼にとって危険なもので、凍傷や火傷の原因となることがあります。カス缶を取り外した後は、約 10 秒間顔と眼をドーシングバルブおよびガス缶収納室から遠ざけてください。
- 準備済みまたは使用中のガス缶のドーシングバルブを取り外したり、あるいは手で操作しようと試みないでください。圧力のかかった大量の液化ガスが漏れ出し、ご自身や他の人々を危険にさらす可能性があります。
- ガスを吸い込んでしまった人がいる場合は、その人を屋外あるいは十分に換気されている場所に出して楽な姿勢を取らせてください。必要な場合には、医師の診察を受けてください。
- 意識を失った人がいる場合は、医師を呼んでください。 意識を失った人を、十分に換気され、横になれる安全な場所に運びます。呼吸が停止している場合は、人工呼吸を施し、必要ならば酸素ボンベを使用します。
- ガスが目に入ってしまった場合は、目を開けたまま流水で数分間洗います。
- ガスが皮膚に触れてしまった場合は、その部分を石鹸と温水で十分に洗い流します。その後でハンドクリームを塗ってください。
製品の説明
製品概要
- ファスナーガイド
- 打鋲深さ調整およびファスナーガイドのロック解除のスライダー
- ベルトフック
- トリガー
- マガジンロック
- サポートフット
- マガジン
- ネイルプッシャー
- 通気溝
- ガス缶収納室
- バッテリーリリースボタン
- バッテリー充電状態インジケーター
- ガス缶インジケーターボタン
- ガス缶インジケーター
正しい使用
本書で説明している製品はガス式鋲打機です。本製品は、コンクリート、鋼材、石材、ケイ灰レンガ、コンクリートブロック、モルタル塗りブロックおよびその他の DX ファスニングに適する母材に適切なファスナー(ネイル)を打鋲するためのものです。
鋲打機は、ガス缶、バッテリーおよびファスナーと共に「技術的に一体化されたユニット」を構成しています。即ち、本鋲打機用に特別に製造された Hilti のファスナー、ガス缶およびバッテリーを使用した場合に限り、トラブルの心配のないファスニングが保証されます。 Hilti の提示するファスニングおよび用途に関する推奨事項は、この条件を守ることを前提としています。鋲打機は手持ち使用でのみお使いください。
- 本製品には、必ず Hilti B12/2.6 または B 12‑30 Li-Ion バッテリーを使用してください。
- これらのバッテリーには、必ず Hilti の C 4/12-50 シリーズの充電器を使用してください。
本体標準セット構成品
ファスナーガイド付きガス式鋲打機、バッテリー 2 個、充電器、本体ケース、取扱説明書。ファスナーガイド
ファスナーガイドはファスナーを保持、またはネイルをガイドし、打鋲動作の際にファスナーを母材の希望の位置へと送ります。打鋲深さ調整およびファスナーガイドのロック解除のスライダー
スライダーにより打鋲深さを浅くすることができます。スライダーが EJECT の位置にあると、ファスナーガイドがロック解除されファスナーガイドを取り外すことができます。状態 |
意味 |
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+ |
標準打鋲深さ |
‑ |
浅い打鋲深さ |
EJECT |
ファスナーガイドのロック解除 |
サポートフット
サポートフットを使用すると側方方向の直角位置決めのみに注意すればよいので、打鋲機を平坦な母材に簡単に直角に押し当てるのことができます。母材が平坦でない場合または波打っている場合は、ファスナーガイドを母材に対して直角の位置にするためにサポートフットを取り外さなければならないことがあります。ベルトフック
ベルトフックは 3 段階に引き出せます。状態 |
意味 |
---|---|
ステップ 1 |
ベルトに掛けるための位置 |
ステップ 2 |
梯子、足場、土台などに掛けるための位置 |
ステップ 3 |
ベルトフックを取り外した状態 |
ガス缶
打鋲機を作動させるために、ガス缶を打鋲機のガス缶収納室に装填する必要があります。ボタン GAS を押すと、ガス缶の状態を LED ディスプレイで読み取ることができます。
作業中断時、保守作業の前、および打鋲機の搬送あるいは保管の前にはガス缶を取り外す必要があります。
ガス缶状態の表示
ボタン GAS を押すと、ガス缶の状態が LED ディスプレイに表示されます。状態 |
意味 |
---|---|
4 個すべての LED が緑色で点灯。 |
ガス充填状態は 100 %...75 %。 |
3 個の LED が緑色で点灯。 |
ガス充填状態は 75 %...50 %。 |
2 個の LED が緑色で点灯。 |
ガス充填状態は 50 %...25 %。 |
1 個の LED が緑色で点灯。 |
ガス充填状態は 25 %...10 %。 |
1 個の LED が緑色で点滅。 |
|
1 個の LED が赤色で点滅。 |
打鋲機にガス缶が装填されていない、あるいは正しくないガス缶が装填されています。 |
バッテリー充電状態の表示
バッテリーリリースボタンを操作すると、ディスプレイにバッテリーと打鋲機の状態が表示されます。状態 |
意味 |
---|---|
4 個すべての LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 75 %...100 %。 |
3 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 50 %...75 %。 |
2 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 25 %...50 %。 |
1 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 10 %...25 %。 |
1 個の LED が緑色で点滅。 |
充電状態は 10 % 未満。打鋲機は作動可能。 |
1 個の LED が緑色で点滅。 |
打鋲機が過負荷あるいは過熱の状態にあり、そのため作動しません。 |
製品仕様
鋲打機
重量(本体のみ) |
3.9 kg |
作業温度、周囲温度 |
−10 ℃ … 45 ℃ |
ファスナーの最大長 |
39 mm |
ファスナーの直径 |
|
接触圧ストローク |
20 mm |
ファスナーストリップ(10 発のネイル)に対するマガジン収納容量 (マガジン収納容量) |
1 … 4 |
最大磁界強度 |
−7.6 dBµA/m |
周波数 |
13,553 MHz … 13,567 MHz |
音および振動値について
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。ファスニング工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、ファスニング工具の主要な使用方法に対する値です。ファスニング工具を他の用途で使用したり、異なる装備を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。曝露値を正確に予測するためには、本体を実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:ファスニング工具およびの装備の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の計画を立てる)。騒音排出値、EN 15895 準拠
GX 2 |
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---|---|
作業場における排出サウンドプレッシャーレベル (LpA, 1s) |
96 dB(A) |
作業場におけるピークサウンドプレッシャーレベル (LpC, peak) |
130 dB(C) |
サウンドパワーレベル (LWA, 1s) |
100 dB(A) |
不確実性(騒音レベル) |
2 dB(A) / 2 dB(C) |
GX 2 |
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エネルギー加速度換算値、C40 コンクリートに 1 mm のシートメタルを打ち付けた場合: (ahw, RMS(3)) |
3.69 m/s² |
不確実性 |
0.22 m/s² |
鋲打機へのネイル/ファスナーの装填
ネイルの打鋲のための装備
ネイルは、規格化されたファスナーストリップとしてマガジン内をガイドされます。マガジンにファスナーストリップを装填する
- ネイルプッシャーをロックするまで後方へ引きます。
- ファスナーストリップをストップ位置までマガジンに装填します。
- ネイルプッシャーをロック解除し、ストップ位置まで前方へ動かします。
ガス缶を装填する
新しいガス缶は、スイッチインターロックを備えています。新しいガス缶を装填する前に、スイッチインターロックを取り外してください。- ガス缶収納室カバーを開きます。
- ガス缶とドーシングバルブをガス缶収納室の赤いアダプターに取り付けます。
- ガス缶収納室カバーを閉じます。
バッテリーを装着する
- バッテリーおよび打鋲機の電気接点に異物の挟まっていないこと、および損傷がないことを確認してください。
- ロック音が聞こえるまでバッテリーを装着します。
- バッテリーが装着されていると、充電状態を示す LED が短時間点灯します。
- バッテリーが装着されていると、充電状態を示す LED が短時間点灯します。
- バッテリーが打鋲機にしっかりと固定されていることを確認してください。
ネイルを打鋲する
鋲打機からのネイル/ファスナーの取外し
バッテリーを取り外す
- リリースボタンを押して、バッテリーを打鋲機から抜き取ります。
ガス缶を取り出す
- ガス缶収納室を開きます。
- ガス缶を取り出します。
- ガス缶収納室を閉じます。
マガジンを空にする
- ネイルプッシャーをロックするまで後方へ引きます。
- すべてのファスナーストリップをマガジンから取り出します。
- ネイルプッシャーをロック解除し、ストップ位置まで前方へ動かします。
オプションの操作手順
新しいガス缶のスイッチインターロックを取り外します。
- スイッチインターロックとその中にあるドーシングバルブをガス缶から取り外します。
- ドーシングバルブをスイッチインターロックから取り出します。
- ドーシングバルブを、前方の 2 つの溝でガス缶のリップに取り付けます。
- 溝がガス缶のリップにロックする音が聞こえてドーシングバルブが水平になるまで、後方の溝でドーシングバルブを強くガス缶のリップに押し付けます。
ガス缶の状態を点検する
- バッテリーを装着した状態で、打鋲機を押し付けることなくボタン GAS を押します。
- ガス缶の状態を読み取ります。
マガジンを取り外す
- ネイルプッシャーをロックするまで後方へ引きます。
- 緩んだファスナーストリップをマガジンから取り出します。
- マガジンロックを開きます。
- マガジンを前方へ傾けます。
- マガジンを取り外します。
- ネイルプッシャーをロック解除し、ストップ位置まで前方へ動かします。
マガジンを装着する
- ネイルプッシャーをロックするまで後方へ引きます。
- マガジン前端を装着します。
- マガジンをストップ位置まで回して打鋲機に装着します。
- マガジンロックを閉じます。
- ネイルプッシャーをロック解除し、ストップ位置まで前方へ動かします。
ファスナーガイドを取り外す
- バッテリーを取り外します。
- ガス缶を取り出します。
- マガジンを空にします。
- ファスナーガイドをロック解除するために、スライダーを EJECT の位置にします。
- ファスナーガイドを取り出します。
ファスナーガイドを装着する
- ガス缶を取り出します。
- バッテリーを取り外します。
- マガジンを空にします。
- ファスナーガイドをロック解除するために、スライダーを矢印方向に EJECT の位置へ押し、その位置でスライダーを保持します。
- ロックする音が聞こえるまで、ファスナーガイドを打鋲機のノーズのスロットに挿入します。
- ファスナーガイドが正しく装着されているか点検します。
サポートフットを取り外す
- 軽く押してサポートフットのロック機構を緩めます。
- サポートフットを溝から外れるまで回します。
サポートフットを取り付ける
- サポートフットを溝に装着します。
- ロックするまでサポートフットを下方へ回します。
不具合の除去
ファスナーガイド付近からの異物の除去
- バッテリーを取り外します。
- ガス缶を取り出します。
- マガジンを空にします。
- マガジンを取り外します。
- ファスナーガイドを取り外します。
- ファスナーガイド付近からすべての異物を除去してください。
- ファスナーガイドを装着します。
- マガジンを装着します。
手入れと保守
打鋲機の手入れ
- 布を使用して定期的に鋲打機を清掃してください。
- グリップ部分にはオイルやグリスを付着させないでください。
- 清掃には、スプレー、スチームあるいは流水は使用しないでください。
- 洗剤、磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでください。
- スプレーやそれに類する潤滑剤や磨き粉は使用しないでください。
- 通気溝が覆われた状態で打鋲機を使用しないでください。
鋲打機の清掃
- 点火不良などの不具合が頻繁に発生する場合は、打鋲機を清掃するか、あるいは清掃を依頼してください。
- 清掃には、アクセサリーとしてお求めいただける清掃キットを使用し、清掃キットに添付されたイラスト入りの清掃マニュアルに従ってください。
保守
- 安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに弊社が承認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
- 鋲打機のすべての表面パーツに損傷がないか、またすべての操作エレメントが支障なく作動するか定期的に確認してください。
- 部品が損傷していたり、操作エレメントが正しく作動しない場合は、鋲打機を使用しないでください。
- 故障した鋲打機は、弊社営業担当または Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
手入れと保守を行った後の点検
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
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ファスナーの打鋲深さが十分でないことが頻繁に発生する。 |
威力が低すぎる |
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ファスナーが長すぎる |
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母材が硬すぎる |
|
|
ファスナーの打鋲深さが深すぎることが頻繁に発生する。 |
威力が高すぎる。 |
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ファスナーが短すぎる。 |
|
|
ファスナーが折れる。 |
威力が低すぎる |
|
ファスナーが長すぎる |
|
|
母材が硬すぎる |
|
|
ファスナーガイドが母材に対して直角でない。 |
|
|
|
||
ファスナーが曲がる。 |
威力が低すぎる |
|
ファスナーが長すぎる |
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|
ファスナーガイドが母材に対して直角でない。 |
|
|
|
||
ファスナーが鋼材に留まらない。 |
母材が薄すぎる。 |
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ガス缶の容量がファスナーパック 1 セットに対して十分なものではない。 |
打鋲なしの押し付けが頻繁に行われるのでガス消費量が増大。 |
|
打鋲の後ファスナーガイドが完全に進出しない。 |
ファスナーガイド内でファスナーが引っ掛かっている。 |
|
打鋲ミスの発生率が高すぎる。 |
ファスナーガイドが母材に対して直角でない。 |
|
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||
正しくないファスナーを使用した。 |
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|
母材が硬すぎる |
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打鋲できない。 |
ネイルプッシャーが前方へ送られない。 |
|
マガジン内に十分なネイルがない。 |
||
ネイルの供給が妨げられている |
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||
バッテリーが空 |
|
|
ガス缶が空 |
||
LED 1 が赤色で点灯 |
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打鋲後に打鋲機を母材から持ち上げるのが早すぎることによるピストン位置不良 |
|
|
汚れによるピストン位置不良 |
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点火プラグの汚れにより点火が行われない |
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ファスナーガイド付近の異物 |
||
エレクトロニクスエラー |
|
|
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||
打鋲できない、または散発的にしか打鋲できない。 |
環境条件が許容範囲外。 |
|
ガス缶温度が許容範囲外。 |
|
|
打鋲後に鋲打機が完全に持ち上げられなかった。 |
|
|
ファスナーをファスナーガイドから取り出せない。 |
ファスナーガイド内でファスナーが引っ掛かっている。 |
|
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。